-
API プラン52(シール・ポット:バッファー流体用)
API プラン52はリザーバーを利用し、インボード・シールとアウトボード・シールの間に非加圧のバッファー流体を循環させます。サポート・システムを通ってシールに循環させるため、ポンピング・リングを採用しています。バッファー流体の入口と出口ラインにおける摩擦損失を最小限に抑えるため、適切なチューブ・サイズを選択し、大きな半径および/または 45°の曲げでチューブ配管の長さを短くしてください。プラン52は、一般的に軽質炭化水素または蒸気圧の高い流体で使用します。バッファー流体は、プロセス流体と互換性のあるものを使用してください(インボード・シールの漏れは、最終的にバッファー流体と混合するため)。 ...
-
API プラン53A(シール・ポット:バリア流体/窒素加圧用)
API プラン53Aはリザーバーを利用し、インボード・シールとアウトボード・シールの間に加圧したバリア流体を循環させます。加圧する際は、プラント用窒素を使用するのが一般的です。リザーバーは、シール・チャンバーの最高圧力より少なくとも 1.3 bar(20 psi)以上に設定してください。これは、インボード・シール面を横切る漏れがバリア流体となり、その後シール面を潤滑しつつ、プロセスに入るようにするためです。こういった理由から、バリア流体はプロセス流体と化学的に適合していることが必要です。なお、プロセス流体の希釈を懸念する必要はありません。サポート・システムを通ってシールに循環させるため、ポンピ...
-
API プラン53B(ブラダー型アキュムレーター:バリア流体用)
API プラン53Bは、インボード・シールとアウトボード・シールの間に加圧したバリア流体を循環させます。加圧源は、ブラダー型アキュムレーターです。プラン53Bの利点として、バリア流体にガスを吸収させないという点が挙げられます。これによって、プラン53Aに比べて高い圧力でオペレーションを行うことが可能になります。バリア流体の圧力をモニタリングして、シールの漏れが生じていないか確認してください。バリア流体は、インボード・シール面を横切って漏れ、プロセスに入ります。こういった理由から、バリア流体はプロセス流体と化学的に適合していることが必要です。なお、プロセスの希釈を懸念する必要はありません。サポー...
-
API プラン53C(ピストン型アキュムレーター:バリア流体用)
API プラン53Cは、インボード・シールとアウトボード・シールの間に加圧したバリア流体を循環させます。加圧源は、ピストン型アキュムレーターです。プラン53Cは、ポンプの使用時にシール・チャンバー圧力が変動するアプリケーションに適しています。 感知ラインは、一般的には、シール・チャンバーからピストン型アキュムレーター内へ流れるようになっており、一定の差圧を維持することが可能です。プラン53Aおよびプラン53Bと同様に、バリア流体はプロセス流体と化学的に適合していることが必要です。また、ある程度のプロセスの希釈は問題ありません。サポート・システムを通ってシールに循環させるため、ポンピング・リン...
-
API プラン31 (フラッシング、サイクロン・セパレーター付き)
API プラン31は、フラッシング液から固体を除去するために使用します。サイクロン・セパレーターをフラッシング・チューブに組み込んでいます。流れは、ポンプの吐出し側からサイクロン・セパレーターを通ります。セパレーターを出たクリーンなフラッシング液は、シール・チャンバーに送られる一方、固体を含む流体は、ポンプの吸込側に戻ります。プラン31を適切に機能させるには、固体の比重がフラッシング液の比重の少なくとも2倍であることが推奨されます。 API プラン31 図のキットにはオプション部品が含まれています。 本プランの特徴: シール・チャンバーから熱を除去 シール・...
-
API プラン41(冷却フラッシング、サイクロン・セパレーター付き)
API プラン41は、プラン31の冷却バージョンです。組み込まれたサイクロン・セパレーターで、フラッシング液から固体を除去します。流れは、ポンプの吐出し側からサイクロン・セパレーターを通ります。セパレーターを出たクリーンなフラッシング液は、クーラーを経由してからシール・チャンバーに戻ります。固体を含むフラッシング液は、ポンプの吸込側に戻ります。プラン41を適切に機能させるには、固体の比重がフラッシング液の比重の少なくとも2倍であることが推奨されます。 API プラン41 図のキットにはオプション部品が含まれています。 本プランの特徴: フラッシング液から固体を除去 ...
-
Swagelok® チューブ・システムの設計要素:水素アプリケーション
Swagelok ® チューブ・システムの設計要素:水素アプリケーション 安全で信頼性が高く、漏れのない水素流体システムを開発するにあたって、非常に手ごわい課題となるのは、水素そのものの性質であると言っても過言ではありません。 こういった課題に対処するチューブ・システムを設計する際は、適切な部品、適切な材料、適切な専門知識、そして適切なトレーニングが欠かせません。そこでスウェージロックは、水素アプリケーション向けのトレーニング「Swagelok ® チューブ・システムの設計要素」( SWAGE-TSDE-H2 )を開発しました。本トレーニング・コースは、水素チューブ・システムの設...
-
材料科学トレーニング
材料科学トレーニング 材料科学トレーニング・コースでは、耐食性に優れた材料を正しく選定することで流体システムの漏れを防止し、効率的なオペレーションを実現する方法を学びます。本コースを受講することで、耐食性に優れた合金とその特徴、さまざまな材料の反応、材料の選定時に考慮すべき業界基準を学ぶことができます。 サワー油田やガス田 、または半導体製造用の反応性の強いプリカーサーを取り扱うには、材料科学に関する深い知識が欠かせません。 現在、本コースの開講予定はありません。開催をご希望の際は、最寄りのスウェージロック指定販売会社まで お問い合わせ ください。 コースについて 内容 ...
-
流体システム評価/アドバイス・サービス
流体システム評価/アドバイス・サービスの利点 流体システム評価/アドバイス・サービスでは、スウェージロックが培ってきた技術力、アプリケーションや業界に関する豊富な経験や知識を活用し、 フィールド・エンジニア がお客さまの施設を訪問して、 流体システムのパフォーマンスを最大限に引き出す べくサポートを行います。また、認定を受けた地元の専門スタッフが、運用パフォーマンスの改善、コストや労働時間の削減、安全性/品質/環境に関するリスクの緩和を支援します。 スウェージロックのサービスの利点 スウェージロックの流体システム評価/アドバイス・サービスを活用することで、これまでの成功事例に基...
-
現場サービス
地元の専門スタッフがサポート スウェージロックの現場サービスには、当社がこれまでに培ってきた技術力、アプリケーションに関する豊富な経験や知識が活かされています。 フィールド・エンジニア がお客さまの施設を訪問して、流体システム/サンプリング・システムの評価、取り付け方法に関するアドバイス、システム改善に向けた推奨事項を、お客さまの課題に合わせて詳細なレポートにまとめて提出します。流体システムのパフォーマンス、生産性、信頼性、安全性の改善に欠かせない洞察を得ることができるほか、コスト削減や環境問題の解決などにもつながります。 スウェージロックの現場サービス 求めているのは、信頼性の高いプ...