Swagelok® ミディアム・プレッシャー・チューブ継手(FKシリーズ)
2ピース構造のSwagelok® ミディアム・プレッシャー・チューブ継手 FKシリーズを使用することで、取り付け時間が短縮し、メンテナンス・コストを削減することができます。また、耐振性に優れ、漏れの無い強固な接続部が実現するため、作業者や環境の保護につながります。
View All Medium Pressure Tube FittingsFKシリーズ継手は、ダウンホール・オイル/ガス探査アプリケーションの流体システム接続部に革命をもたらしたほか、頻繁な再構成を必要とする研究開発流体システムの簡素化に貢献しています。FKシリーズ継手はまた、漏れの無い水素流体システム接続を実現し、水素アプリケーションにおけるパフォーマンス(最高使用圧力70 MPa)について定めたEC-79の要件を満たしたことで、水素経済の発展をアシストしました。
Swagelok FKシリーズ継手は、めす継手ボディと部品装着カートリッジとで構成されています。このカートリッジには、アーバーに通したおすナット、フロント・フェルールおよびバック・フェルール(色で識別可能)があらかじめ装着されています。部品装着カートリッジにより、フェルールが付いていることが目視で確認できると同時にフェルールの向きが正しく維持され、ボディへの取り付けも確実に行うことができます。FKシリーズ継手の材質は、316ステンレス鋼、合金2507、合金625からお選びいただけます。ボディとカートリッジを組み合わせたことで、指定の回転数、または標準的な工具を使用したトルク値で、容易に取り付けることが可能です。
FKシリーズ・ミディアム・プレッシャー・チューブ継手の取り付け方法につきましては、動画でご覧ください。
カテゴリー
ミディアム・プレッシャー・チューブ継手カタログ
FKシリーズ継手のボディは316ステンレス鋼(加工硬化処理)製で、軽量かつコンパクトなデザインを採用しており、ニーズに合わせてストレート型、エルボー型、ティー型からお選びいただけます。構成部品とその材質、最高使用圧力/温度、オプション、アクセサリー、取り付け方法などの詳細な製品情報につきましては、以下の資料をご参照ください。
FK and IPT Series Products Cone and thread or medium-pressure tube fitting connections Excellent corrosion resistance in chloride-containing environmentsManufactured to meet NORSOK and NACE® MR0175/ISO15156
■ 最高使用圧力:413.4 MPa/■ エンド・コネクション・サイズ:1 1/2 インチ、12 mmまで/■ NACE® MR0175/ISO 15156に準拠した製品もございます
スウェージロックのリソース
AGIインダストリーズ社
Swagelok FKシリーズ・バルブおよび継手を使用することで、AGIインダストリーズ社が75.7 MPaという高圧下で、かつ13,500か所もの接続部がありながら、漏れゼロを実現した方法を紹介します。
水素燃料電池自動車向けに最適なコンポーネントを選定するには
水素輸送は、信頼性の高いコンポーネントの選定が鍵を握っているといっても過言ではありません。
導入事例:オフショア・オイルのオペレーター
既存のコーン&スレッド継手をSwagelok FKシリーズ継手に置き換えたことで、オフショア・オイルのオペレーションにおける取り付け時間を短縮し、全体的なパフォーマンス向上を実現することができました。
Empa、スウェージロックとの共同研究により、水素輸送の革新的な技術開発を実現
スイス連邦材料試験研究所(Empa)は、スウェージロックと共同で水素を利用した輸送ソリューションの実現可能性について研究しています。最近の研究成果として、Swagelok FKシリーズ継手をEmpaの水素ソリューションに採用したことが挙げられます。従来のSwagelokチューブ継手の代わりにFKシリーズ継手を使用したことで、取り付け作業が大幅に簡素化され、気密性、信頼性、安全性が向上しました。
FKシリーズ・ミディアム・プレッシャー・チューブ継手
初期建設・試運転から日々のオペレーションやメンテナンスに至るまで、総ライフサイクル・コストの削減が重要視されています。適切な手順に従ってFKシリーズ・チューブ継手を取り付けることで、メンテナンス・コストの削減および高い信頼性を実現し、システムのダウンタイム(停止時間)を短縮することができます。また、漏れが減ることで環境への影響が抑えられるほか、システムを腐食から保護して全体的な安全性を向上させることも可能です。